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連載「理想のAH」 AH生存性向上の方策
あまりの高コストに機体の各種問題で撃墜されたAH-64。
しかし、AH-64がすべきだったAH-1Sの後継問題は、
予定の2割も購入してないので、未だに解決されていない。
さて、どうしましょうか。
しばらく来るべきAH-Xがどのような機体であるべきか、
連載形式で書いていきたいと思う。
とはいっても、私はOH-1改の支持者なので、
OH-1改がどうなるか?というのがメインなのはご了承を。
今回は、「どのようなAHが必要か」。
陸自において、AHはどのような役割を持っているかと言えば、
早い話が近接航空支援(CAS)のため。
現在の空自の規模では防空が精一杯。
(ほんとに守りきれるのか不安なくらいだが)
FSのF-2も対艦攻撃による敵後続への攻撃が精一杯だろう。
というか、F-2にはそれに専念してもらわないと。
そのため、CASは陸自自身がまかなわなければならず、
AHは陸自にとって非常に貴重な戦力だ。
現代戦に置いて、CASの重要性は語るまでもない。
しかし、問題がある。
CASとしてのAHは非常にもろい。
もともとAHは生存性の高い兵器ではない。
ヘリである以上、速度は決して速くはないし、
航空機の宿命として防御力が高いわけでもない。
しかし、この欠点を可能な限り直せれば、
理想のAHの姿がすこしは見えてくるだろう。
克服のための様々なアプローチを列挙してみる。
・隠密性・回避能力の向上
・ステルス性の向上
・胴体を細くする
などによって、敵の弾が当たりにくいようにする、
又は相手にこちらの存在を気付かせない、という方法。
最初のAHであるAH-1が胴体を細くした事例が有名。
RAH-66やOH-1も良い例になるだろう。


・目視外からの攻撃
敵の目視外(例えば山陰など)から攻撃することで、
敵からの探知と反撃を防ぐ方法。
機体の装備するアビオニクスとミサイルの性能が重要で、
AH-64Dが顕著な例か。

・機動性の向上
高速で速度で侵入し、攻撃の後、速やかに離脱することで、
反撃を回避するコンセプト。Ka-52がわかりやすい。

さて、以上3つが大きなポイントだが、
当然ながら3つ全てを兼ねるのが望ましい。
つまり、
・ステルス性が高く
・目視外への攻撃能力を持ち
・機動性に優れた
機体が、AHの理想型に近い存在だろう。
では、次回は日本のOH-1改造型が、
どこまで理想のAHに近いか検証してみる。
しかし、AH-64がすべきだったAH-1Sの後継問題は、
予定の2割も購入してないので、未だに解決されていない。
さて、どうしましょうか。
しばらく来るべきAH-Xがどのような機体であるべきか、
連載形式で書いていきたいと思う。
とはいっても、私はOH-1改の支持者なので、
OH-1改がどうなるか?というのがメインなのはご了承を。
今回は、「どのようなAHが必要か」。
陸自において、AHはどのような役割を持っているかと言えば、
早い話が近接航空支援(CAS)のため。
現在の空自の規模では防空が精一杯。
(ほんとに守りきれるのか不安なくらいだが)
FSのF-2も対艦攻撃による敵後続への攻撃が精一杯だろう。
というか、F-2にはそれに専念してもらわないと。
そのため、CASは陸自自身がまかなわなければならず、
AHは陸自にとって非常に貴重な戦力だ。
現代戦に置いて、CASの重要性は語るまでもない。
しかし、問題がある。
CASとしてのAHは非常にもろい。
もともとAHは生存性の高い兵器ではない。
ヘリである以上、速度は決して速くはないし、
航空機の宿命として防御力が高いわけでもない。
しかし、この欠点を可能な限り直せれば、
理想のAHの姿がすこしは見えてくるだろう。
克服のための様々なアプローチを列挙してみる。
・隠密性・回避能力の向上
・ステルス性の向上
・胴体を細くする
などによって、敵の弾が当たりにくいようにする、
又は相手にこちらの存在を気付かせない、という方法。
最初のAHであるAH-1が胴体を細くした事例が有名。
RAH-66やOH-1も良い例になるだろう。


・目視外からの攻撃
敵の目視外(例えば山陰など)から攻撃することで、
敵からの探知と反撃を防ぐ方法。
機体の装備するアビオニクスとミサイルの性能が重要で、
AH-64Dが顕著な例か。

・機動性の向上
高速で速度で侵入し、攻撃の後、速やかに離脱することで、
反撃を回避するコンセプト。Ka-52がわかりやすい。

さて、以上3つが大きなポイントだが、
当然ながら3つ全てを兼ねるのが望ましい。
つまり、
・ステルス性が高く
・目視外への攻撃能力を持ち
・機動性に優れた
機体が、AHの理想型に近い存在だろう。
では、次回は日本のOH-1改造型が、
どこまで理想のAHに近いか検証してみる。
ARH-70開発中止
米国の次期偵察ヘリ、ARH-70が開発中止になったようです。
>>ベルARH開発中止へ

この機体は、「既存の機体に簡単な改造を施して、
安く速く機体を制作する」というハズだったんですが、
開発失敗による機体単価の上昇と開発期間の延長が発生し、
こうなってしまった、と……。どこで失敗したんでしょうね。
どうも換装したエンジンまわりのようですが……。
最近の米軍の兵器開発はやけに失敗が多いですね。
しかし、代わりはどうするのでしょうか。
こいつと競ったMH-6Mで再開発でしょうか?
それとも海外から輸入?
OH-58の延命措置で持たせる……はやるようですが、
あまり時間稼ぎは出来ないでしょうね。
RAH-66の開発失敗といい、ARH-70まで失敗したとなると、
新型機を開発する場合、開発予算を議会が認めてくれるでしょうか?
個人的には輸入で落ち着くような気がします。

いっそのことOH-1でも売り込んで……って、
今回の場合ジョークにならないのが悲しいです。

>>ベルARH開発中止へ

この機体は、「既存の機体に簡単な改造を施して、
安く速く機体を制作する」というハズだったんですが、
開発失敗による機体単価の上昇と開発期間の延長が発生し、
こうなってしまった、と……。どこで失敗したんでしょうね。
どうも換装したエンジンまわりのようですが……。
最近の米軍の兵器開発はやけに失敗が多いですね。
しかし、代わりはどうするのでしょうか。
こいつと競ったMH-6Mで再開発でしょうか?
それとも海外から輸入?
OH-58の延命措置で持たせる……はやるようですが、
あまり時間稼ぎは出来ないでしょうね。
RAH-66の開発失敗といい、ARH-70まで失敗したとなると、
新型機を開発する場合、開発予算を議会が認めてくれるでしょうか?
個人的には輸入で落ち着くような気がします。

いっそのことOH-1でも売り込んで……って、
今回の場合ジョークにならないのが悲しいです。

韓国のイージスの悲しいお話。
前回のつづき。
韓国のイージスの悲しいお話。
さて、「攻撃型イージス」こと韓国のイージス艦だが、
名前を「世宗大王」(セジョンデワン)という。
「攻撃型イージス」とよぶのは、この艦が非常に重武装で、
かつ長射程の対地巡航ミサイルを装備しているからだという。
細かい能力や詳細はこちらのサイトが詳しいので読んで欲しい。
→日本周辺国の軍事兵器 セジョン・デワン級イージス艦
とはいっても、長射程の対地巡航ミサイルなど、
アメリカのイージスが必ずと言っていいほど積んでいるので、
(トマホークミサイルのこと)
そんな物を積んだところで「攻撃型イージス」とは言い難い。
おそらく、「重武装」というのがポイントなのだろう。
さらに、この「世宗大王」、韓国のマスコミでは、
「日本の「あたご」よりも強い」などと書いている。
→「あたご」型超えた韓国産イージス艦、25日進水式
→世宗大王艦:日米のイージス艦に勝る装備誇る(上)
まあ、「最強」とか「〜より強い」と書くのは、
あちらの国民性?とでもいうべきもので、
別にどうでも良いことなのだけども、
この艦を「強い」と表現する理由は、
やはり「重武装」であるからだという。
(さらに「システムが精巧だ」とかいう記述もあったが、
同じ「イージス」である以上、根本は変わらないし、韓国で追加された機構が、
オリジナル以上にする保証もないので、ここではいったん無視する)
ではこの「重武装」というポイントが、
この艦を「強く」しているのか検証してみたい。
「重武装=強い」っていうのは、
多くの人で成立している図式だと思いますが、
実際の所はそうじゃない。極端な例を言えば、
「兵士に1トンのミサイルを持たせたら、彼は強いのか?」
とかいう話になる。
まあ、強いはずがない。
そんなばかでかい物持たせても、持ち運びはまず不可能。
そんな実用性の無い実装をしても、役には立たない。
これと同じ事が船にも言える。
その船の許容できる兵器搭載量を超えていないか?
ということだ。
さらに言えば、その艦の任務にふさわしい武装(量)か?とも。
と、いうわけで韓国のイージスを見てみる。
外見、および武装やレーダーの配置は、
アメリカのイージス艦
「アーレイ・バーグ」級をベースとしているようだ。

この艦は実に合理的な配置をしていて、
イージス艦のレーダー「SPY-1D」の特性上の問題、
(4つのレーダーアンテナを離して配置できない)
それから派生する煙突や武装の配置の問題を解決した艦で、
日本のイージス艦「こんごう」級、「あたご」級のどちらも、
この「アーレイ・バーグ」級の派生といえる。
まあ、出来の良い先人がいるのだから、
そこから学ばないはずがないというわけ。
まあ、若干トップヘビーで、
余裕もないという欠点があるのだけど。
(「こんごう」「あたご」は旗艦機能のための
大型化をすることでこの問題を解決した)
まあ、基本的な配置には問題はない。問題は兵装である。
ここでは、全長が1メートル長い、「あたご」級と比較してみる。
(ただし、満載排水量では1000トンほど「あたご」が重い)

写真は「あたご」級2番艦「あしがら」
VLS(垂直発射型のミサイルランチャー)
「あたご」 「世宗大王」
Mk.41VLS 96セル 80セル
韓国国産VLS 0セル 48セル
合計 96セル 128セル
(*「セル」はランチャーの数え方。
大抵1セルに1発のミサイルが入っている。ただし、
「ESSM」という短距離ミサイルは1セルに4発入る。)
対艦ミサイルランチャー
「あたご」 「世宗大王」
SSM-1B対艦ミサイル 8基 0基
海星対艦ミサイル 0基 16基
合計 8基 16基
ヘリコプター搭載数
「あたご」 「世宗大王」
1機 2機
他、旗艦設備の有無、対潜用の魚雷、主砲なんかはだいたい同じ。
ただし、「あたご」が「ファランクス」と呼ばれる
対空機関砲2基を装備しているのに対し、
「世宗大王」は「ファランクス」よりも大型な
「ゴールキーパー」対空機関砲を1基、
さらに短距離対空ミサイルランチャーの「RAM」を
1基、代わりに装備してますが。
これらの重武装をしつつも、
全幅は「あたご」と同じで、
長さは1メートル短く、
さらに、満載排水量は1000トンも軽い。
すなわち、軽く、小さいのに、遙かに重武装……。
これは、『まるで余裕がない』ということを
わかりやすく示している。
韓国海軍は予算上の問題から隻数を多くできないので、
(根本的に対北朝鮮は陸軍の担当なので当然といえば当然)
その分一隻一隻の武装を強化しよう、という方針のようで、
結果、韓国の船は非常に重武装な船となっている。
事実、韓国の駆逐艦「広開土大王」が海自と演習した際、
その重武装故に重心が高くて上手く曲がれず、
演習に支障をきたした、という話しが伝わってくるほど。
「世宗大王」も機動性が高いとは
お世辞にも言えないであろう事が想像できる。
また、「重武装」ということは
「弾火薬庫が多い」という事でもあり、
被弾時の誘爆が非常に心配でもある。
もっとも、韓国の船の艦橋には
木材が多用されていることが確認されているので、
被弾時のことはもう諦めているのかも知れないが……。
(日本は太平洋戦争時の経験から
ダメージコントロールに気を遣っており、
艦には可燃物は使わず、ドアノブなども
火花が出ない真鍮を使っているらしい)
余裕がないということは運動性能の低下、乗員の居住性の悪化、
さらには防御力の低下に繋がり、
将来的な改良の余地も減ってしまう。
(現在の戦闘艦は30年ほど使うので、
定期的な改装による性能向上は必須)
そしてとどめを刺すようだが、
韓国のイージス艦に装備された「イージス・システム」は、
完全版ではなく、対潜戦闘用の機能などがオミットされている。
その代わりに欧州製の戦闘システムを装備しているそうだが、
このような装備で多国籍なのは褒められたことではなく、
欧州製のシステムをイージスに組み込む苦労は
並大抵の物ではないだろうし、
それがオリジナルを凌駕するとはとてもじゃないが思えない。
しかも、韓国はこれが最初の「イージス」なのだ。
結論として、
・艦の大きさの割に重武装過ぎて、
機動性、居住性、防御力、将来性に、
深刻な疑問点が存在する。
・「イージス」に組み込んだ各種システムに
対して不安要素があり、
これらが無事機能したとしても、
他のイージスより性能が高いとは思えない。
よって、「世宗大王」の重武装は、
艦としてのバランスを悪化させており、
結果、実用性が非常に低い艦にしているといえる。
もし「世宗大王」をたとえて言うならば、
「表向き美人ではあるが、性格も悪ければ家事も下手な奥さん」
と言ったところだろうか。
その火力には驚かされるが、火力に特化しすぎて
艦としてのバランスを崩してしまった艦、「世宗大王」。
旗艦としての使用を考慮し、火力は増強せずに大型化して
ゆとりをもたせた艦「あたご」と比べて、
「世宗大王」の方が「あたご」より強い!などとは、
私にはとうてい言うことができない。
なお、「世宗大王」にとっては悪いことに、
維持のための膨大なコストが問題になっているらしい。
さて、「世宗大王」の運命やいかに!?
とでも言ったところだろうか。
韓国のイージスの悲しいお話。
さて、「攻撃型イージス」こと韓国のイージス艦だが、
名前を「世宗大王」(セジョンデワン)という。
「攻撃型イージス」とよぶのは、この艦が非常に重武装で、
かつ長射程の対地巡航ミサイルを装備しているからだという。
細かい能力や詳細はこちらのサイトが詳しいので読んで欲しい。
→日本周辺国の軍事兵器 セジョン・デワン級イージス艦
とはいっても、長射程の対地巡航ミサイルなど、
アメリカのイージスが必ずと言っていいほど積んでいるので、
(トマホークミサイルのこと)
そんな物を積んだところで「攻撃型イージス」とは言い難い。
おそらく、「重武装」というのがポイントなのだろう。
さらに、この「世宗大王」、韓国のマスコミでは、
「日本の「あたご」よりも強い」などと書いている。
→「あたご」型超えた韓国産イージス艦、25日進水式
→世宗大王艦:日米のイージス艦に勝る装備誇る(上)
まあ、「最強」とか「〜より強い」と書くのは、
あちらの国民性?とでもいうべきもので、
別にどうでも良いことなのだけども、
この艦を「強い」と表現する理由は、
やはり「重武装」であるからだという。
(さらに「システムが精巧だ」とかいう記述もあったが、
同じ「イージス」である以上、根本は変わらないし、韓国で追加された機構が、
オリジナル以上にする保証もないので、ここではいったん無視する)
ではこの「重武装」というポイントが、
この艦を「強く」しているのか検証してみたい。
「重武装=強い」っていうのは、
多くの人で成立している図式だと思いますが、
実際の所はそうじゃない。極端な例を言えば、
「兵士に1トンのミサイルを持たせたら、彼は強いのか?」
とかいう話になる。
まあ、強いはずがない。
そんなばかでかい物持たせても、持ち運びはまず不可能。
そんな実用性の無い実装をしても、役には立たない。
これと同じ事が船にも言える。
その船の許容できる兵器搭載量を超えていないか?
ということだ。
さらに言えば、その艦の任務にふさわしい武装(量)か?とも。
と、いうわけで韓国のイージスを見てみる。
外見、および武装やレーダーの配置は、
アメリカのイージス艦
「アーレイ・バーグ」級をベースとしているようだ。

この艦は実に合理的な配置をしていて、
イージス艦のレーダー「SPY-1D」の特性上の問題、
(4つのレーダーアンテナを離して配置できない)
それから派生する煙突や武装の配置の問題を解決した艦で、
日本のイージス艦「こんごう」級、「あたご」級のどちらも、
この「アーレイ・バーグ」級の派生といえる。
まあ、出来の良い先人がいるのだから、
そこから学ばないはずがないというわけ。
まあ、若干トップヘビーで、
余裕もないという欠点があるのだけど。
(「こんごう」「あたご」は旗艦機能のための
大型化をすることでこの問題を解決した)
まあ、基本的な配置には問題はない。問題は兵装である。
ここでは、全長が1メートル長い、「あたご」級と比較してみる。
(ただし、満載排水量では1000トンほど「あたご」が重い)

写真は「あたご」級2番艦「あしがら」
VLS(垂直発射型のミサイルランチャー)
「あたご」 「世宗大王」
Mk.41VLS 96セル 80セル
韓国国産VLS 0セル 48セル
合計 96セル 128セル
(*「セル」はランチャーの数え方。
大抵1セルに1発のミサイルが入っている。ただし、
「ESSM」という短距離ミサイルは1セルに4発入る。)
対艦ミサイルランチャー
「あたご」 「世宗大王」
SSM-1B対艦ミサイル 8基 0基
海星対艦ミサイル 0基 16基
合計 8基 16基
ヘリコプター搭載数
「あたご」 「世宗大王」
1機 2機
他、旗艦設備の有無、対潜用の魚雷、主砲なんかはだいたい同じ。
ただし、「あたご」が「ファランクス」と呼ばれる
対空機関砲2基を装備しているのに対し、
「世宗大王」は「ファランクス」よりも大型な
「ゴールキーパー」対空機関砲を1基、
さらに短距離対空ミサイルランチャーの「RAM」を
1基、代わりに装備してますが。
これらの重武装をしつつも、
全幅は「あたご」と同じで、
長さは1メートル短く、
さらに、満載排水量は1000トンも軽い。
すなわち、軽く、小さいのに、遙かに重武装……。
これは、『まるで余裕がない』ということを
わかりやすく示している。
韓国海軍は予算上の問題から隻数を多くできないので、
(根本的に対北朝鮮は陸軍の担当なので当然といえば当然)
その分一隻一隻の武装を強化しよう、という方針のようで、
結果、韓国の船は非常に重武装な船となっている。
事実、韓国の駆逐艦「広開土大王」が海自と演習した際、
その重武装故に重心が高くて上手く曲がれず、
演習に支障をきたした、という話しが伝わってくるほど。
「世宗大王」も機動性が高いとは
お世辞にも言えないであろう事が想像できる。
また、「重武装」ということは
「弾火薬庫が多い」という事でもあり、
被弾時の誘爆が非常に心配でもある。
もっとも、韓国の船の艦橋には
木材が多用されていることが確認されているので、
被弾時のことはもう諦めているのかも知れないが……。
(日本は太平洋戦争時の経験から
ダメージコントロールに気を遣っており、
艦には可燃物は使わず、ドアノブなども
火花が出ない真鍮を使っているらしい)
余裕がないということは運動性能の低下、乗員の居住性の悪化、
さらには防御力の低下に繋がり、
将来的な改良の余地も減ってしまう。
(現在の戦闘艦は30年ほど使うので、
定期的な改装による性能向上は必須)
そしてとどめを刺すようだが、
韓国のイージス艦に装備された「イージス・システム」は、
完全版ではなく、対潜戦闘用の機能などがオミットされている。
その代わりに欧州製の戦闘システムを装備しているそうだが、
このような装備で多国籍なのは褒められたことではなく、
欧州製のシステムをイージスに組み込む苦労は
並大抵の物ではないだろうし、
それがオリジナルを凌駕するとはとてもじゃないが思えない。
しかも、韓国はこれが最初の「イージス」なのだ。
結論として、
・艦の大きさの割に重武装過ぎて、
機動性、居住性、防御力、将来性に、
深刻な疑問点が存在する。
・「イージス」に組み込んだ各種システムに
対して不安要素があり、
これらが無事機能したとしても、
他のイージスより性能が高いとは思えない。
よって、「世宗大王」の重武装は、
艦としてのバランスを悪化させており、
結果、実用性が非常に低い艦にしているといえる。
もし「世宗大王」をたとえて言うならば、
「表向き美人ではあるが、性格も悪ければ家事も下手な奥さん」
と言ったところだろうか。
その火力には驚かされるが、火力に特化しすぎて
艦としてのバランスを崩してしまった艦、「世宗大王」。
旗艦としての使用を考慮し、火力は増強せずに大型化して
ゆとりをもたせた艦「あたご」と比べて、
「世宗大王」の方が「あたご」より強い!などとは、
私にはとうてい言うことができない。
なお、「世宗大王」にとっては悪いことに、
維持のための膨大なコストが問題になっているらしい。
さて、「世宗大王」の運命やいかに!?
とでも言ったところだろうか。
「攻撃型イージス」ってなに?
「イージス艦」という名前を聞いたことがある人は多いと思う。
その定義はよく知らなくても、「すごい船」というイメージがあると思う。

ここでいったん解説しておくと、
イージス艦とは、「イージスシステムを搭載した船」のことになる。
このイージスシステムは、冷戦期の米ソの大海戦に備え作られた、
艦隊防空用の火器管制・戦術支援システムで、
ソ連が米艦隊に対して行うであろう、
「米防空網を突破するほどの大量のミサイルによる同時攻撃」
要するに飽和攻撃に対抗するために生み出され、
同時に16目標に対して攻撃(従来はせいぜい2目標)できる性能を持つ。
艦隊を守るために生み出された無敵の盾、という表現は誇張ではない。
その性能は今でも世界有数。
で、強力であるが故に日本ぐらいにしか輸出されることはなかったが、
(まあ、出来た頃には冷戦は終わっていたが)
冷戦の終結やら、(すくなくともスペックシート上は)
同等以上の防空システムが登場してきたために、
かなり多くの国に輸出されるようになった。
イージス艦を持っている国は以下の通り。
アメリカ 74隻(6隻建造中)
日本 6隻
スペイン 4隻(1隻建造中)
ノルウェー 2隻(3隻建造中)
韓国 (1隻建造中)
ちなみに、ノルウェーのイージス艦は、性能を落として小型化した、
いわゆる「ミニ・イージス」なので注意して欲しい。
しかし、アメリカはさすがに多い。
これは日本ではイージス艦は一部の艦にしか使われないが、
アメリカは普通の駆逐艦にまでイージスを装備しているためで、
空母の警護に気を遣う、アメリカの心情が思い描ける。
ここまで長く書いておいて、ようやく本題の「攻撃型イージス」に入れる。
最初の部分に少し書いたが、本来イージスは「ミサイルから艦隊を守る」のが任務。
伊達に「ギリシャ神話の無敵の盾」の名前を冠しているわけじゃない。
つまり、イージスの成り立ちを知っている奴からしてみれば、
「攻撃型イージス?何を考えてるんだ?」となる。
そう。本来「イージス」は防御用。艦隊を守るのが任務。
それを攻撃に使うとなれば、何もイージスでなくても……という話になる。
で、そんなことをやらかした国がある。
まあ、マスコミが騒いでいるだけだろうが、
それでめちゃくちゃテンションの高い国がある。韓国である。
次回はこの続き、韓国のイージスを分析してみたい。
その定義はよく知らなくても、「すごい船」というイメージがあると思う。

ここでいったん解説しておくと、
イージス艦とは、「イージスシステムを搭載した船」のことになる。
このイージスシステムは、冷戦期の米ソの大海戦に備え作られた、
艦隊防空用の火器管制・戦術支援システムで、
ソ連が米艦隊に対して行うであろう、
「米防空網を突破するほどの大量のミサイルによる同時攻撃」
要するに飽和攻撃に対抗するために生み出され、
同時に16目標に対して攻撃(従来はせいぜい2目標)できる性能を持つ。
艦隊を守るために生み出された無敵の盾、という表現は誇張ではない。
その性能は今でも世界有数。
で、強力であるが故に日本ぐらいにしか輸出されることはなかったが、
(まあ、出来た頃には冷戦は終わっていたが)
冷戦の終結やら、(すくなくともスペックシート上は)
同等以上の防空システムが登場してきたために、
かなり多くの国に輸出されるようになった。
イージス艦を持っている国は以下の通り。
アメリカ 74隻(6隻建造中)
日本 6隻
スペイン 4隻(1隻建造中)
ノルウェー 2隻(3隻建造中)
韓国 (1隻建造中)
ちなみに、ノルウェーのイージス艦は、性能を落として小型化した、
いわゆる「ミニ・イージス」なので注意して欲しい。
しかし、アメリカはさすがに多い。
これは日本ではイージス艦は一部の艦にしか使われないが、
アメリカは普通の駆逐艦にまでイージスを装備しているためで、
空母の警護に気を遣う、アメリカの心情が思い描ける。
ここまで長く書いておいて、ようやく本題の「攻撃型イージス」に入れる。
最初の部分に少し書いたが、本来イージスは「ミサイルから艦隊を守る」のが任務。
伊達に「ギリシャ神話の無敵の盾」の名前を冠しているわけじゃない。
つまり、イージスの成り立ちを知っている奴からしてみれば、
「攻撃型イージス?何を考えてるんだ?」となる。
そう。本来「イージス」は防御用。艦隊を守るのが任務。
それを攻撃に使うとなれば、何もイージスでなくても……という話になる。
で、そんなことをやらかした国がある。
まあ、マスコミが騒いでいるだけだろうが、
それでめちゃくちゃテンションの高い国がある。韓国である。
次回はこの続き、韓国のイージスを分析してみたい。
ご挨拶
こんにちは。blob主の「ヒューイ」です。
ここは一介の軍事オタクである私が、
いろいろとメモしていくという、
かなり適当な場所ですが、
それでも、興味があればごゆっくりしていってください。
ここは一介の軍事オタクである私が、
いろいろとメモしていくという、
かなり適当な場所ですが、
それでも、興味があればごゆっくりしていってください。
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